후리가나로 읽는 일본 고전
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にっき
日記
宮本 百合子
宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,285자 · 204화면
今の自分は、目覚め、振い立とうとするのに、大きな、ドシンとした角石に足をつながれて居るような心持だ。鎖を切ったら、その重い、光、活力のない石はどうなるか、ドブーンと、人間界、意識の底に、落ち沈んでしまうのではないか。ダンテの、眼や口まで泥沼に陥った人間を見るような心持がする。苦しく、堪え難い。最もわるいことは、よって此苦しみの来る原因は、彼が、まるで此那ことは思いもかけないと云うことだ。
○ 愛する者は、自分の愛する者の心に入り切ろうとする。
然し、それがどうしても、不可能であると、――純粋の価値として、本能として――わかったとき。
○ 一口に美徳とする忍耐も、考えるべき多くの点を持って居ると思う。凝っと現状を保ち、我も他も生地を出して行かないのが真の忍耐か。
よいと思う方へ敢然と進み、それに伴うどんな苦痛も堪えて行くのが真の忍耐か。
忍耐の積・消極、女、苦に堪えない者は、前者を奉仕とか何とか云って美しげに装うだろう。
○ 家庭的な愛情、これさえあれば万事よくなると云う幻想、自分は幾度此と、本質の他の要求、との間に戦いを経験して居るだろう。
○ 結婚生活の第一の要件は夫妻が、同じ量に――殆ど――人生を愛せるか否かと云うことにある。