일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にっき

日記

宮本 百合子

宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,285자 · 204화면

아오조라 문고

八月八日

あわれその二人の真実な女。

八月八日(火曜)晴

さすが三秋の風が吹く。朝九時半までに京橋に行き、石本夫人とともに一時頃市庁の後藤氏に会う。自分の想像では、どちらかと云うと、赧顔の、強い、明快な平民的な男だろうと思って居た。が、入って来た蒼白い、力のない老人を見ると、髭に見覚えはあっても、陰性なよろしくない感じを受けた。自分では駄目だ、渋沢に行けと云って、いろいろ方針を授けて呉れる。不親切ではない。ただ、二十分も居てかえるのに左様ならと云って頭を下げないのにはおどろいた。ああ云う□□何々になるものなのか。

石本夫人は、おじいさんに巻かれたと云って、私が正面から感心するのは、可笑しいとしきりに笑われる。とにかく金を集めることが主で、それの蔓を教えて呉れるのは、悪意と冷淡では出来まい。その蔓のたぐり方を、成程と、素直に感服するのを、スマートでないと笑うところに、自分と彼の人の性格の差が存する。

Aは、あしたか明後日かえるだろう。心苦し。実に、N氏が心配して呉れられるのはよいが、それが又自分としてはあまり快くないようなものになっては困る。高垣氏が、先、ニューヨークで、自分は同情なんかされるのはきらいと云われたその心持。