후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
大井は来島と向い合うとすぐに親しそうな調子で話しだした。「頭山君から今朝詳しい話を聴きました、――社中もっとも嘱望するに足る男だといっていましたよ」。
来島がすぐ話を切りだすと、大井は「うん」「うん」と大きくうなずき、
「話は森久保(作蔵)のところへゆけばわかるが、そこへゆくまでに手間がかかる、――わしが紹介状を書くから先ず順序として「あづま新聞」の高野麟三に会ってくれたまえ」。
と言った。彼はすぐ巻紙をとってすらすらと書きだしたのである。――前略折入ってお願い申上候、この状持参の人物は玄洋社員、来島恒喜君に有之、大隈案の条約改正には熱心なる反対意見を抱き非常の覚悟をもって上京されたる次第なるも、ある一点について準備上の不便を感じ居られ候まことに御迷惑には候えども若し貴兄に於て御引見の上信ずるに足るものを感得致され候節は応分の便宜お取計らい下され度候。
これでよかろう、といって大井の渡す紹介状にちらっと眼を落してから、
「結構です」。
と来島が言った。「唯、玄洋社員という言葉だけを除いていただけませんか、私は玄洋社を代表して上京したのではないですから」