후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
それに、ケレンスキー内閣の成立は極度に彼等の感情を刺戟していたので、議論はいつのまにか学長問題をとび越えて、学校内部の民主的改造論にまで飛躍していた。
「われすでにルビコンをわたる、何ぞ学長問題をや」。
年齢はすでに三十を過ぎ、在学十年と伝えられている杉ヶ枝高二は紅潮を呈した童顔を輝やかしながら、ドカンとテーブルをたたいた。新藤と郷国を同じくしていた彼は、おそろしく身軽な男で、学資がなくなると一年ちかく休学して郷里の新聞社で働き、貯金がたまるとすぐ上京して学業をつづけるというような生活を何べんとなく繰返えしている。ちょうど、大隈内閣のあとをうけた寺内内閣の下で総選挙が行われたばかりのその年は彼にとっては書き入れどきだった。国民党の応援弁士として全国を駈けずりまわってきた杉ヶ枝は、あと一年で卒業できるだけの余裕を充分残していた。
最初は思いがけない闖入者のために天野学長擁立のための相談会はうやむやのうちに葬られそうな形勢だったが、東山はこの機会を見逃さなかった。彼は弁論の練習会がひとわたり終った頃に昂然として立ちあがった。「諸君、学校の民主化を徹底することは天野学長の理想でもあれば抱負でもある、――どうか内外一致してわれわれの念願を達することに全力をつくしていただきたい」