후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
「もう四十年も前のはなしですからなア」。
彼に従えば、四十年も経てば舌の根も乾いている筈であろう。岩橋の説明を聴いているうちに彼は横にいる東山の顔が気になって仕方がなかった。――一ぺんも会ったことのない大隈に心酔している彼は自分の乗りだす機会が、だんだんちかづいてきたことをかんじたらしい。もっとも、かんじたというだけで、どこへ乗りだしていいのか彼自身にもハッキリしなかったが。
「ところで」。
と、岩橋が急に儼然とした態度でひらきなおった。彼はこの席上にも高田派のスパイが潜入していることをかんじたらしい様子だった。
「これは誰が言いだしたのかわからないが天野の周囲には学校を乗っとって、経営を自分たちの手でやろうという陰謀をたくらんでいる男がいる、という風評が立った、これは、君まるで逆だよ」。
岩橋が声を立てて笑ったのはこのときがはじめてである。「学校側が、それほど事態を深刻に考えているなら、何よりも先ず天野の反省を求むべきじゃないか、事実の有無にかかわらず、いきなり大隈のところへ持ち込むというのはどうかしている、――これを耳にした大隈が、何だ天野がという気持になるのは当然だろう、もっとも、学校側が大隈に対して、どんな風に報告したかわからないんだからね、大隈はすぐ天野をよんで、すぐ辞職しろと、それは君、どなりつける