후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
風は夕方から急につよくなったらしく、窓にあたる唸りにも力がこもり、部屋の中はみるみるうちに暗くなってきた。広場に集結している警官隊は一組ごとにランタンをぶら下げている。そこへ雑役夫が火のついた蝋燭を持って入ってきた。
「今夜は故障があって電灯が点かないそうです」。
荒畑は雑役夫の方へは見向きもしないで、
「ざまアみやがれ」。
と窓の方を向いて怒鳴ったが、それだけではまだ気がすまないらしく、衝動的に立ちあがるが早いか窓にちかづいて、両手をかけ、ぐっと上へひきあげた。窓があくと、どっと吹きつける風で蝋燭の火が消えたので、部屋の中はたちまち真っ暗になった。広場には第二の部隊が整列したところで、ランタンの小さい灯かげが若い巡査たちの逞しい姿を照らし、夜目にもあざやかに佩劔がキラキラと光っていた。一人の隊長が何か声高に命令しているらしく、
「本部隊の警戒区域は」。
と、その男の叫んでいる声が途中から風に吹きとばされていた。その吹きちぎれた濁み声のひとふしに煽られて、「何しろ風がつよいから各自充分に注意して」。
そこだけ大きく窓の中へ流れ込んできたとき、荒畑寒村が、