일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면

아오조라 문고

、自分の受持ちの教室の演壇に立って、だれもいない教室でリーダーをひろげて講義をはじめた、廊下にはストライキを起した学生が教室の中をのぞいていたんだが、そのうちに一人入り二人入り、倒れている机を起して、いつのまにかみんな学生が入ってきて若槻先生の講義を聴きだした、つまり、ストライキでさわいだ学生が若槻先生の気魄に呑まれてしまったわけで、いまの大学教授には、そういう度胸のあるひとはいない。

何も気魄や度胸だけに拘泥するわけではないが、私は、これを読みながら二十余年前に見た一つの情景を思いうかべた。人間の「イキ」とか「ハリ」とかいうものは一種本能的なもので、人間性というものを追及してゆくと、どこからかこいつが顔をつきだすような仕組になっているらしい。もっと、わかりやすくいうと、早稲田気質とか三田気質とかいう砕けた言葉によって表現された、特殊な雰囲気と色彩なのである。そういう考え方においては福沢諭吉によって創始された慶応義塾という名称にはぬきさしのならぬ伝統がこびりついているし、早稲田は早稲田で、大隈重信によって創立された「政治専門学校」の歴史にさかのぼることなしには、雰囲気の由来するところを究めるわけにはゆくまい。