일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면

아오조라 문고

てきた。幌の中から姿をあらわしたのは紋附袴の、浮田和民博士で、博士は鞄を抱えたまま、伊藤教授の方は見向きもしないで前屈みになってよちよちと校門を入ろうとしたとき、前に立ちふさがった革新団の学生に防ぎとめられた。

「誰か?」。

筋骨の逞しい男がぐっと片袖をたくしあげた。

「早稲田大学教授、浮田和民である」。

すると、うしろにいた別の学生が叫んだ。

「学校は今日から新装された、そんな教授はあたらしい早稲田大学にはおらんぞ、帰れ!」。

浮田老博士は、そのとき二言、三言何かいったようであったが、悲しげに蒼白な頬をかすかに顫わせただけで、ふたたび、よちよちと歩いて、待っていた俥に乗り、俥は幌をおろして走りだした。

やがて三十二、三年前になるであろうが、私は今でもハッキリおぼえているのだ。私は革新団に所属する学生の一人であったが、群衆のうしろに立っていたので博士に近づくことはできなかった。もし近づくことができたとしても学生たちの暴慢な振舞いに抗議をするだけの勇気も気魄も持ち合せてはいなかったであろう。おそらく、そこにいた学生の大部分が私と同意見であったにちがいない。