일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぼうがくととうきょう

望岳都東京

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 望岳都東京(ぼうがくととうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,243자 · 61화면

아오조라 문고

「南より見たる連行峰」のキャプション付きの写真

●南より見たる連行峰

高輪台の南端からは農鳥岳が見えてる筈であるが、惜しいことには附近に挑向きの観望台がない。目黒の行人坂の上から南に折れた台地(高さ三三米)の西端からは、附近の松の木や目黒台の木が邪魔をするが、滝子山の横から頂上を辞した許りの農鳥岳の左の斜面が、白熱した溶岩のようにはみ出して、南へ南へと流れているのが見える。それを堰き止めようとした広河内岳は、頭から大波を被って前へのめりながら、頼りなげに悶躁いている。白峰山脈は真白だ。然し荒川岳は一層白い。蝙蝠岳が此処でも南のはずれに円い頭を見せる。奥仙丈の右には国師が可なり尖って突立つ。金峰の頂上らしいものが奥仙丈の左の斜面にちらと雪の寸線を見せたように想ったが、或は其辺に漂うていた雲の一部分であったかも知れない。尚お飛竜の右に八ヶ岳の赤岳、毛無の左に赤石岳が若しや現れやしないかと注意したが、其処には絶えず一団の白い雲が湧いていたので、有無の断言を憚る次第である。青山練兵場も荒川、蝙蝠、国師、三宝等を望むには好い場所だ。自分は此稿を書きながらも、何百年かの前に石垣も煉瓦塀もない平野の中で、絶えず此等山岳の姿を目に浮べて、悠々と鹿や兎を追い廻して居た昔の人を羨しくさえ思った。