후리가나로 읽는 일본 고전
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ぼうがくととうきょう
望岳都東京
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 望岳都東京(ぼうがくととうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,243자 · 61화면
其場合は襞などがはっきり見えれば見える程だまされ易いので、紫色の怪しい影を山だと思って一生懸命覗いて居る。覗いて居る中に段々変化して来る。非常に面白く思って見て居ると、何時の間にか山が消えてなくなってしまう。つまり段々日が高くなって、正面から光が射すようになると、すっかり消えてしまいます。陽が西へ廻ると反対側に今迄無かった尾根が生じて来る、どれが真か偽か解らない事がよくあります。この頃はスケッチなどをせずとも、望遠レンズで山の写真をとれば一番確だと思いますが、併し写真に映った山の影は、肉眼よりも更にだまされ易い。写真の影はどうしても本物のように見える。所が肉眼ならば双眼鏡で眺めるとどうにか区別される場合でも、写真では中々其処まで突き留め兼ねることがあります。私は山口成一君が新宿の三越から撮った望遠写真を貰いましたので、自分でスケッチしながら較べて見ますと、どうも襞の工合が大分不分明の所があることに気が付きました。肉眼でも斯様にだまされることが非常に多い。何しろ百キロ以上も離れている山を正確に見ようというのですから、むずかしい話で、多少だまされても仕方がない、仕方がないから胡魔化して置きます。