후리가나로 읽는 일본 고전
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むらいちばんそうけいせん
村一番早慶戦
佐々木 邦
佐々木 邦의 村一番早慶戦(むらいちばんそうけいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,468자 · 34화면
して見ると、東金君のところは僕の家の子分だったのである。その頃十六ミリがなかったのは東金家に取って仕合せだ。あったら写真に取って置いて文句を言わせない。しかし僕のところはその後父の代に生糸工場をやって失敗した。それから県会議員の候補に担ぎ上げられて、これも巧く行かなかった。そんな関係で年貢が余程減ったのらしい。僕が生れる前後のことだった。因みに僕は両親がかなり年を取ってからの一粒種である。
当時頭を擡げて来たのが東金家だった。東金君のお父さんは一代で身上を拵えるくらいの人だから、ナカ/\の遣手で、兎角の風評があった。村で高いのは三友寺の屋根と八幡さまの松と東金さんの年貢だという譬えが残っている。年貢を決して負けない。世間では東金君のところを成り上りのように言うけれど、僕は然う認めない。これは東金君の為めに弁解して置く。東金君の家は既にお祖父さんの代に五本の指に数えられていたし、その先代が漢学者として名を残している。僕のところほどのことはないにしても、謂わば旧家の端くれだ。東金君のお父さんが町の大金持の娘を嫁に貰ったのでも分る。好男子だから見初められたのだという。