후리가나로 읽는 일본 고전
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すいちゅうのきゅうでん
水中の宮殿
野村 胡堂
野村 胡堂의 水中の宮殿(すいちゅうのきゅうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,533자 · 52화면
何メートルいや何十メートル潜るのか見当もつきませんが、今はそんなことを言っている場合ではありません。
「一緒に行きましょうよ、お兄様」
「危いぜ、燿ちゃん、僕が瀬ぶみして帰って来るまで、ここで待っていたらどう?」
「だって、ここに長くいられないのは判っているし、お兄様一人行って駄目な位なら、ここに残っている私達だって助かりようは無いじゃありませんか、ね綾子さん」
「ええ」
それは本当に燿子の言う通りでした。健一一人行って帰って来られる位なら、三人でも行けないことは無いでしょうし、健一だけでも脱け出せないものなら、三人は死ぬより外に道もありません。
「よし、その気なら一緒に行こう、出来るだけのことはやって見るが、僕の働きを邪魔しないようにしてくれ、生きるも、死ぬも一緒だ」
「お兄様」
「燿ちゃんは左から、綾子さんは右から、僕のバンドを掴むのだ、手を離してはならぬぞ、――そして出来るだけ底を潜るんだ、水は隧道の天井へすれすれになっているから、天井に吸いつけられると大変だぞ」
「大丈夫よ、お兄様」
「よし、それでは潜るぞ」
水の選手翠川健一は、二人の少女を腰にブラ下げて、渦巻く水の中に、魚のように潜りました。