일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

すいちゅうのきゅうでん

水中の宮殿

野村 胡堂

野村 胡堂의 水中の宮殿(すいちゅうのきゅうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,533자 · 52화면

아오조라 문고

絶体絶命――闇と水の隧道

こんな時は、内気な綾子の方が落ちつきます。しかし懐中電灯と蝋燭を持って行って、銅板の絵図面と首っ引をしたところで、咄嗟の間に宝庫への秘密の地下道は見つかりそうもありません。

絶体絶命――闇と水の隧道

「おや、水が増えないのはどうしたことでしょう」

燿子は漸く冷静になりました。あわてていさえしなければ、この少女の優れた頭は、円鋸のように難関を切り開いてくれるでしょう。

「そう言えばここへは水が来そうもないね」と健一。

「隧道の入口からは、元の通り入っているでしょう。きっとどこかへ水が抜けるんだワ」

燿子は懐中電灯を振り照らして、足元の水の中に二、三歩降りて行きました。

「お兄様、大きな岐道があってよ」

「どれどれ」

健一も綾子も水の中へ入って行きました。燿子の指さす方を見ると、恐しい勢で隧道の入口から入って来る水の大量が、広間の前で一度淀んで、右手の大きい岐道へ静かに静かに流れて行っているのです。

「行って見ようか」

もう躊躇などはしておられません。隧道を入って来る水の勢は少しも衰える様子はなく、広間の広さには限りがあるし、八百年来淀んだ空気は、三人の人間をいれて、次第次第に濁って行くのが、息苦しくなる胸にも、弱って行く蝋燭の灯にもよくわかるのです。