후리가나로 읽는 일본 고전
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すいちゅうのきゅうでん
水中の宮殿
野村 胡堂
野村 胡堂의 水中の宮殿(すいちゅうのきゅうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,533자 · 52화면
金より貴いもの――白日下の大宮殿
「どうして毒瓦斯なんかあるでしょう」
「自然に発生するわけはない、人が拵えたんだ、現に、あの広場の先の小部屋には、倒れている人間の姿が見えたぜ」
「助けてやりましょう、誰だか知らないけれど」
「マスクでも無きゃ、あの中へは入れない」
「マスクなら小屋にある筈だワ、地下の探検は自然の毒瓦斯でやられることがある、埃及のツタンカーメン王の墓の発掘で大勢死んだのも、毒瓦斯のせいらしい、僕はマスクを用意して行く――ってお父様が仰っしゃったことがあるワ」
綾子はうまいことを思い出しました。
「それはいい塩梅だ」
健一が飛んで行くと、お高さんは物置の中から立派な毒瓦斯除のマスクと酸素発生器を三組も揃えて出してくれます。
金より貴いもの――白日下の大宮殿
健一と燿子と綾子の三人は、毒瓦斯除のマスクをつけて、隧道の中に飛込みました。
広場の先の小さい穴の中へ行って見ると、懐中電灯を振り照らす迄もなく、二人の人間が死んだもののようになって倒れております。
差しのぞくと、唐崎荘之介と、その秘書の杉村三五郎、マスクが無かったら、三人はどんな大きい声を出して驚いたことでしょう。
広場の入口のところに、粗造ながら毒瓦斯発生器が投り出してあるところを見ると、二人が隧道へ入ったのを見た曲者が、そっと後をつけて来て、ここへ置いて逃出したのでしょう。