후리가나로 읽는 일본 고전
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みずあかをぎょうしす
水垢を凝視す
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 水垢を凝視す(みずあかをぎょうしす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,841자 · 10화면
垢が厚くなって腐ると、太陽の熱を受けて垢の面に小さい泡を吹いて自然に剥げて流れ去るものである。この流れ去った後へも新しい垢がつく。その場合も出水について新しい水垢がついたのと同じ条件で釣れる。
新しい水垢は、川一帯に同時につくものではない。それと同じに、川一帯に同時に腐るものではない。水垢は太陽の光線に近い汀の石や、ゆるやかな流れのところから腐りはじめて、次第に深いところへ、激流へ及んで行くものである。だから、岸に近いところの水垢が腐っていても深いところや、奔端の真ン中へは立派な垢がついているのである。激流の中の垢は、いつも新しくまた質が良いと考えていい。鮎が好んで激流に棲むというのはこれがためである。汀に近い石が腐っていても、その川を見限ってはならぬ。必ず流れの激しいところを試釣すべきだ。
汀に近い腐った石にも、新しい垢がつくことがある。川へ立ち込んで釣る場合が多い。だから、汀に近い石は釣人の草鞋のために踏みにじられる。踏みにじられると、腐った垢は洗い去られるからそこへ新しい垢がつくのは当然である。
目ざとい鮎は、決してこれを見遁しはしない。機会があれば、その新しい垢をなめようと心掛けている。