후리가나로 읽는 일본 고전
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みずあかをぎょうしす
水垢を凝視す
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 水垢を凝視す(みずあかをぎょうしす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,841자 · 10화면
二
若鮎は、水垢を求め得られないので、川虫や藻蝦のような動物質の餌ばかりを食いながら上流へ、上流へと溯って行く。砂底を通過しつつある鮎を解剖しても胃袋に水垢を発見することは困難だ。
若鮎であっても水垢を食べているのと、いないのとでは味も異う。相模川にしたところが、厚木から下流の砂底や小石底の場所を通過しているのを、漁って食べて見て、久保沢あたりから上流へ来た鮎に比較すれば、その味が劣り香気の低いのを感ずる。興津川の鮎は、海に接した川口附近で漁れた鮎でも、まことにおいしい。それは、早くから水垢をなめているからである。奥利根川などは、六月へ入ってからも、下流から僅かに二三寸の小さな鮎が溯って来る。形は小さいが味も香気も立派である。やはり立派な水垢を充分食っているからである。
水垢は鮎の生命だ。
二
友釣でも、ドブ釣でも技術の真髄を究めようとするには、どうしても鮎と水垢との関係を詳かにして置く必要がある。
ドブ釣も鮎の食欲につけ込んだものだ。友釣も結局は、食料問題に絡らませて鈎という罠を仕掛けたものだ。ゴロ引や、引っ掛けは別として鮎釣の正道を行くものは、食料問題を離れてない。