후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
中里 介山의 法然行伝(ほうねんぎょうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,110자 · 131화면
竹馬の頃から性質が賢く、聖人の様である。ややもすれば西の方の壁に向っている癖があった。天台大師の子供の時分の行状によく似ている。
父の時国の先祖をたずねると、仁明天皇の御後、西三条右大臣(光公)の後胤式部太郎源の年というものが陽明門で蔵人兼高というものを殺した。その罪に因って美作の国へ流されたのである。そしてこの国の久米の押領使神戸の大夫漆の元国の娘と結婚して男の子を生ませた。元国には男の子がなかったから、二人の間に出来た外孫をもって自分の子としてその後を嗣がせる時に源の姓を改めて漆の盛行と名付けた。盛行の子が重俊、重俊の子が国弘、国弘の子が時国という順である。
こういう家柄であったから、時国も田舎に在って自然自分の本性に慢心の心があり稲岡の庄の預り処、明石の源内武者定明を侮ってその政治に従わなかった。この明石の源内武者定明という者は、伯耆守源長明という者の嫡男で堀川院御在位の時の滝口の武者であったが、ここの預り処へ廻されて来たものである。時国の方は自分の家柄は父の系図はよし、母方は土着の勢力家であるし、上役とはいえ、明石の源内武者の摂度に従わず面会にも行かなかったから、上役たる定明が深くこれを憎み怨んでいた。