후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
中里 介山의 法然行伝(ほうねんぎょうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,110자 · 131화면
十六
慈鎮和尚といい妙香院の僧正といい何れも名門の出であり、一代の有徳であり、その一代の行業は伝うべきもの甚だ多いが是等の大徳が帰敬し崇敬した法然の器量が思いやられる。
十六
高野山の明遍僧都は少納言通憲の子であって三論の奥旨を極め、才名世に許されていたけれども、名利を厭い、勅命を避けて高野に隠遁していたが、或時法然の撰択集を読んで、「この書物は少し偏っている処があるわい」と思って眠りについた。その晩の夢に、天王寺の西門に数知れざる病人が寐ていたのを一人の聖が鉢に粥を入れて匙を持って病人の口毎に粥を入れてやっているのを見て、あれは誰人かしらんと尋ねると傍にいる人が答えて、「法然上人でございます」というのを見て夢が醒めた。僧都が思うのに、これはわしが撰択集を少し偏っているわいと思ったのを誡められる夢であろう。この上人は機を知り、時を知りたる聖である。抑も病人というものは初めには柑子とか、橘、梨子、柿などの類を食べるけれども、後には僅にお粥をもって命をつなぐようになる。末世の世には仏法の利益が次第に減じて堅いものは食われず、念仏三昧の重湯で生死を離れるのであると云うことを悟って、それからたちまち顕密の諸行を差置いて専修念仏の門に入りその名を空阿弥陀仏と名づけた。