후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
中里 介山의 法然行伝(ほうねんぎょうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,110자 · 131화면
と尋ねた処、信寂房が暫く思案して、
「それは畏れ多い宣旨とは申せ、取り替えられたものはどうも従い用い奉ることは出来ますまい」
といわれた。そこで法然が、
「如何にも御房は道理を知れるお人である。帝王の宣旨を釈迦の遺教とし、宣旨が二つあるとすれば、釈迦の教えにも正像末の格別があるようなものである。聖道門の修業は正像の時の教えであるが故に上根上智のものでなければ称することは出来ない。これを仮りに西国への宣旨とする。浄土門の修業は末法濁乱の時の教えであるから、下根下智の輩を器とする。これを奥州への宣旨とする。それを取り違えてはならない。大原談義の時聖道浄土の議論があったが、法門に就ては互角の議論であったが、気根比べにはわしが勝ったのじゃ。聖道門は深いというけれども時が過ぎれば今の機にはかなわない。浄土門は浅いようではあるけれども当根に叶い易いと云った時、末法万年余経悉滅弥陀一教利物偏増の道理に折れて人々が皆心服したのだ」と。
支那でも浄土の法門を述べる人師は多いけれども、法然は唐宋二代の高僧伝の中から曇鸞、道綽、善導、懐感、少康の五師を抜き出でて一宗の相承をたてた。