일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほうねんぎょうでん

法然行伝

中里 介山

中里 介山의 法然行伝(ほうねんぎょうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,110자 · 131화면

아오조라 문고

十一

法皇の御菩提に回向をしたとは云え、もともと自らの為の念仏に他より布施を受くるとはもっての外のことである」と誡められた。これが六時礼讃の苦行のはじめである。

後白河法皇の十三年の御遠忌に当って土御門院が御仏事を修せられた。それは元久元年三月のことで、その時法然は蓮華王院で浄土の三部経を書写せられ、能声を選んで六時礼讃を勤行して、ねんごろに御菩提をとぶらい申された。見仏の請によって浄土三部経を法華の如法経になぞらえて書写すべき法則を定められたのもこの時である。

後鳥羽院にも度々勅請あって、円戒を御伝授、上西門院、修明門院、同じく御授戒があった。三公、公卿、朝の内外仰いで伝戒の師としないものはない。

十一

公家のうちでは九条関白兼実が(後の法住寺殿、又は月輪殿)法然に対する信仰は殊に比類のないものであった。

二月十九日に法住寺殿の御忌日に御仏事があって、僧俗座を分けて立ち並ぶうちに法然も招請されたが、この時の席次に於ても慈鎮和尚(僧正)・菩提山の僧正(信円)何れも一隠遁の平民僧である法然に向って正座を譲られた。

兼実が月輪殿を造った時も、その御殿の中に一種異様な別棟を一つ建てられた。