일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんやのしちょう

深夜の市長

海野 十三

海野 十三의 深夜の市長(しんやのしちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,982자 · 220화면

아오조라 문고

「そうかも知れませんね」

大通りへ出ると僕は円タクを呼び止めた。浅草まで一円でいってくれというと、運転手と助手は、マスミの方をジロジロ見ながら、――旦那、そんなことを云わないで、もう二十銭はずんで下さいな――といった。

「じゃそれと決めて……その代り目黒を通るのをよして、エビスの方へ抜けて呉れ」

僕は鉄橋の上の警官のことを思い出しながらいった。

円タクは深夜の町を、矢のように駛った。

僕はマスミの背後から腕をまわしたものかどうかと迷いながら、ソワソワしていると、そのうちにマスミの身体の重味が、胸のあたりにだんだんと掛ってきた。おや変だなと思っているうちに、彼女の頭がガクンと揺れて、僕の頤の下にもぐって来た。クウクウと、鳩のような寝息が、香りの高いカールをした女の頭髪の下から聞えてきた。僕は翼の折れたモダン娘をソッと抱きよせて、口のうちにシューベルトの子守歌うたった。

やがて車は、賑やかな電灯に輝く雷門の附近まで来たので、僕は惜しい気持がしたけれど、マスミの肩をつついて起した。

「雷門へ来たよ、マスミちゃん。……これからどっちへゆけばいいのかね」

僕は兄貴になったような口を利いた。