후리가나로 읽는 일본 고전
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りょうきのはて
猟奇の果
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면
だが、何物も彼の根強い退屈を癒してくれる力はなかった。
その様な彼であったから、当然探偵小説という文学中でのいかものを耽読した。犯罪に興味を持った。そして、猟奇の徒が犯罪の一つ手前の刺戟物として、好んで試みる所の、例の猟奇倶楽部という、変な遊戯をさえ始めた。だが、これとても、結局は彼の退屈を一層救い難きものにしたばかりである。刺戟が強くなればなる程、一方ではそれを感じる神経の方で、麻痺して行くのだ。
とは云え、犯罪以外の刺戟剤としては、この猟奇倶楽部が最後のものであった。
そこでは、考え得るあらゆる奇怪なる遊戯が行われた。パリのグランギニョルにならった、血みどろで淫猥な小劇、各種の試胆会風な催し物、犯罪談、etc、etc。会合毎に当番が定められ、当番の者は、例えば「自分は今人を殺して来た」という様なことを、真面目くさって告白して、会員達を戦慄させ、仰天させ、アッと云わせる趣向を立てなければならぬのだ。
段々種が切れて来ると、しまいには、会員を真底から戦慄させたものに、巨額の懸賞金をつける申合わせさえした。青木愛之助は殆ど彼一人でその資金を提供した。