일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면

아오조라 문고

白髪の老博士は、刑事に掴まれた両手を振りほどこうと、じだんだを踏みながら、恐ろしい見幕で呶鳴った。

「静にしろ。そうでないと、痛い目を見せるぞ」

刑事が呶鳴り返した。

「うぬ、もう我慢が出来ぬ」

博士はけものの様に唸りながら、刑事に武者振りついて行った。

恐ろしい格闘が始まった。狂人は却々手強く、刑事が二人がかりでも、取静めることが出来ぬ。

だが、滅多無性にあばれ廻っている内に、博士の足が辷った。倒れる拍子に、寝台の鉄の手すりで、いやという程後頭部を打った。

博士はウームとうめいて、ぶっ倒れたまま、暫らく起上る力もなかったが、刑事達がはせ寄って抱き起すと、やっと顔を上げて、いきなりヘラヘラ笑い出した。半狂人が全くの気違いになってしまったのだ。

一方、三人の繃帯はとり去られ、睡眠剤の効力も薄らいだのだが、今の格闘騒ぎに意識を恢復した。彼等の顔にはまだ何の変化も現われていない。元のままの総監と、富豪と、秘書官であった。

丁度その時、

「賊が逃げた、早く来てくれ」

というけたたましい叫び声。

賊をとじこめて置いた、さっきの小部屋の方角だ。見張りの刑事が叫んでいるのだ。