일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면

아오조라 문고

老人は目尻に皺をよせてニヤニヤしながら、長い髯を手で掴んで、キュウキュウと左右にふり動かしていたが、すると髯全体がゴムのように伸びはじめた。イヤ、伸びたのではない。離れたのだ。皮をはぐように、髯の根元が顎から離れて来たのである。

顔中の鬚を取り去ってしまうと、今度はモジャモジャの頭髪に手がのびた。それが左の方からクルクルとむけて行った。白髪の下から黒い若々しい髪の毛が現われて来た。

愛之助はヒョイト立上って、いきなり逃げ出そうとした。鬘とつけ髯の下から現われて来る顔を見たくなかったからだ。しかし見てしまった。もう逃げ出す力もない。ヘナヘナと元の椅子に腰をおろした。

怪老人の顔の下から新らしく生れた別人の顔がニヤニヤ笑っていた。笑っている口がどこまでも無限に拡がって行くような感じであった。

「ハハハハハハハ、どうです。品川四郎というのはこんな顔じゃなかったかね」

老人の声が品川四郎の声に変っていた。顔も品川と寸分違わなかった。三人目の品川四郎が忽然としてここに現われたのである。

「オオ、あんたは? 君は?」

それ以上口を利くことも出来なかった。愛之助は恐ろしい悪夢の中に悶えていた。