일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면

아오조라 문고

愛之助両品川の対面を企てること

あの密室の中に二人、外の暗闇に一人、一時に三人のお客様です。というのは、あすこの板壁に目につかぬ程の節穴があるからですよ。ね、お分りでしょう」

「マアそんなことが」と、主婦は呆れ顔だ。

「イヤ、驚くことはありません。外国にはこれを商売にしている家がいくらもある」

と、そこで愛之助は、その外国の例について細々と説明した。

「でも、中の方々が気づくと大変ですわ」

「大丈夫、あの節穴は極く小さいのです。少し不便だけれど、大きくしては危険だからあのままでよろしい。まあやってごらんなさい。最初のお客様には僕がなります。イヤ笑いごとじゃありませんよ。でね、僕が先ずやって見て工合が悪い様だったら、僕限りでよしてしまえばいいでしょう。冗談でない証拠に暗室代を御払いします。これで一晩。悪くはないでしょう」

彼はそう云って、数枚の紙幣を主婦の膝の前に投出したのである。

愛之助両品川の対面を企てること

結局主婦は青木の為に口説き落されてしまった。

つまり彼は節穴の外の暗闇のお客様であって、そこから、赤い部屋の内部の、彼とは別の二人のお客様の、不思議な動作を盗み見る訳である。

青木愛之助がそこで、どの様な驚くべき光景を眺めたか、どの様な不健康な悦楽に耽ったか、それはしばらく陰のお話として、さて屋根裏部屋で、第一夜を経験してから約一ヶ月の