일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면

아오조라 문고

例の事件があってから、愛之助の妻に対する関心が、というよりは愛着が、日一日濃かになって行くのは事実だった。だが、その為ではなく、こうして目の前に置いて見ると、こんな無邪気な女に不義などが出来るとは考えられなかった。

「あのね、一寸ペンと紙を持って来てごらん」

愛之助はふとそんなことを思いついた。

「なになさるの。お手紙?」

「マアいいから持って来て」

芳江が万年筆と書簡箋を持って来ると、

「そこへね、君、恋という字を書いてごらん」

アア、何というあどけない女だ。芳江はそれを聞くと、ためされているなどとは夢にも思わず、恥かしそうに、眼の縁を赤らめて、夫婦の間の、あの特殊の、みだらな笑いを笑ったのである。

「ホホホホホホ、おかしいわ。あなたどうかなさったの」

「マア、兎も角書いてごらん」

「ホホホホホホホ、先生の前でお習字をする様ね」

極めて素直に、彼女はペンを取って「恋しき」と書いた。そして、筆をとめて、愛之助を見上げて、例の笑いを笑って云った。

「次に何と書きましょうか」

愛之助には、彼女がこんなに素直なのは、彼の愛に餓えているからだ。彼女は今久し振りの夫婦の遊戯を楽しんでいるのだということが、分る様に思えた。