일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 194,628자 · 371화면

아오조라 문고

実際そう云う目に遭った経験のある人でなければ分らないが、当時は、女史も、妙子も、弘少年も、後から考えると滑稽な程、ひどい恐怖症に取り憑かれていて、眼前に空の晴れるのを見、水の退いて行くのを見つつ、なお身の安全を信じ切れず、容易に体じゅうの戦慄が止まらないと云った風であった。現に妙子は、旦那さんや御寮人様が心配しておいでなさるでしょうから、早くお宅へお帰りにならなければいけますまい、僕がお送りして行きますと、板倉にも促され、自分でもそう心付きながら、屋根の下に直ぐつづいている地面の上へ、―――軒まで届いているのだから訳なく降りられる土砂の上へ、―――何かそこにも危難が待ち構えているように思えて、ちょっとは降りて行く勇気がなかった。それに玉置女史も、妙子さんと板倉さんが行ってしまったら、自分たちはどうしたらよかろう、今に主人が駈け付けてくれるだろうけれども、こうしているうちに日が暮れたら、今夜はこの屋根の上で夜を明かさなければならないのだろうか、などと心細そうなことを云ったりするので、弘少年や兼やまでが、まあもう少しいてくれるようにと、頻りに板倉にせがんでいるところへ、貞之助が現れたと云う訳であった。