후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 226,715자 · 431화면
貞之助も、雪子ちゃんがそんな気持になってくれたのは幸いだから、悦子にも出て貰って彼女の観察を聞くのもよかろう、と云い出して、貞之助、幸子、雪子、悦子の四人で応対したが、その日も橋寺は矢張二人に引っ張り出されて来たと云う態度に変りはなく、どうもこの方々に遇っては叶いません、と云う風に云い、斯様に突然押しかけて参るのは失礼だと思ったのですが、全く女ギャングに拉致されて来たのでありまして、わたくしの本意ではなかったのですから、と、頻りにそんな言訳をしたり、わたくしのような一介のサラリーマンが此方のお嬢さんをお貰いするなんて、実際身分違いなんでして、と、どう取ってよいか分らないようなことを云ったりした。
雪子も、以前のような気むずかしさはなくなったとは云うものの、生れつきの含羞みやはそう急に直るものではないので、井谷の忠告があったにも拘らず、その日も特に勤めているらしい風は見えず、受け答えのはきはきしないことは相変らずであった。貞之助は気が付いて、毎年の京の花見の写真などが貼ってあるアルバムを持って来させたが、説明役は主に幸子が負わされて、たまに雪子と悦子とが傍から遠慮がちに補足を入れた。