후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 226,715자 · 431화면
「ふん、そんなことと関係があるらしいねんわ」
それでも妙子は、その家が家賃四十五円の借家であること、奥畑はそこに、昔彼の乳母をしていた婆やと二人で暮らしているのであることなどを、ぽつぽつ洩らした。
「こいさん、いつから又啓坊と附き合うようになったん」
「板倉の四十九日の日に遇うてん。―――」
妙子はずっと七日々々のお詣りを怠らず続けていたのであったが、先月の上旬、四十九日に朝早く岡山へ立って行ってお詣りを済ませ、帰りの汽車に乗ろうと思って駅へ戻ると、奥畑が正面入口に立っていて、僕は君がお詣りに来ることを知って、此処で待ち受けていたのであると云った。それで仕方なく岡山から三宮まで一緒に帰ったのであるが、板倉の死後一時全く絶えていた交際がそれから復活し出したのである、と、彼女は語った。但し、そう云っても自分は啓ちゃんを見直すようになったのではない、啓ちゃんは母親に死なれて始めて世間と云うものが分ったとか、勘当されたので眼が覚めたとか、いろいろ殊勝らしいことを云っているけれども、自分はそんな言葉を真に受けてはいない、ただ啓ちゃんが独りぼっちで放り出されて、誰にも相手にされないのを見ると、自分としてはそう不人情な扱いも出来ないので、附き合ってやっているのである、自分の今の啓ちゃんに対する気持は、恋愛ではなくて憐愍である