일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなとりゅう

花と龍

火野 葦平

火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면

아오조라 문고

「いいえ、終列車に、ちょうど、間に合います。……それじゃあ、どうぞ、留守を、よろしゅう……」

永田夫婦が、見舞と餞別とをやるつもりで、声をかけたが、マンは、逃げるように、深夜の奥に、去ってしまった。

時次郎は、マンが出て行くと、ランプを持って、階段を降りた。

源十や、二三の者も眼をさましていて、一緒に行こうとしかけたが、押しとどめた。子分連中は、暗闇の中で、気づかわしげな顔を突きあわせている。

わざと、足音を高くして、寝室に近づいた。

「オヤジさん」

と、呼んでみた。

返事はなく、かすかな呻き声が聞える。

時次郎が入ると、ランプの明かりで、朦朧とした意識を呼びさまされたものか、引っくりかえっていた金五郎は、顔を、光の方へねじ向けた。青ざめた顔が、一杯に、水で濡れている。

うっすらと、眼をあけて、

「マンか?」

「大川です」

「時やんか?……咽喉が、乾いてたまらん。ラムネをくれ」

「ちょっと、待って下さい。貰うて来ますけ」

時次郎は、襖をしめて、部屋を出た。二階の踊り場のところにかたまって、下をのぞいている源十たちに、

「もう心配なことはないけ、寝なさい」そういいおいて、玄関から、表に出た。