후리가나로 읽는 일본 고전
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くものゆめ
蜘蛛の夢
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 蜘蛛の夢(くものゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,189자 · 298화면
たいまつは次第に数を増して、岸はさながら昼のように明かるくなったが、怪しい影はだんだんに遠くなった。そうして、深い水の上を泳いで行くらしく見えたが、やがて海に近いところで沈んだように消えてしまった。
船を出して追わせたが、その行くえは遂に判らなかった。万一水底をくぐって引っ返して来る事もあるかと、岸では夜もすがら篝火を焚いて警戒していたが、かれは再びその影を見せなかった。逃がれて海に去ったのか、溺れて海に沈んだのか。それも勿論わからなかった。たいまつはあっても、その距離が相当に隔たっていたので、誰も確かにその正体を見届けた者はなかった。したがって、人びとの説明はまちまちで、ある者はやはり馬に相違ないといった。ある者はどうも熊のようであるといった。ある者は狒々ではないかといった。しかし馬に似ているという説が多きを占めて、茂左衛門の眼にも馬であるらしく見えた。馬にしても、熊にしても、それが普通の物よりも遥かに大きく、そうしてすこぶる長い毛に掩われているらしいということは、どの人の見たところも皆一致していた。
この報告を聞いて、城中の医師北畠式部はいった。