후리가나로 읽는 일본 고전
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
しばらくすると、鳥はまた一つは羽ばたきをして、王子がその首筋にしがみつくのを待って、やはり一時間に何百里という早さで、別の所へ飛んで行きました。
そういうふうにして、王子は金色の鳥に連れられて、たくさんの不思議な所を見て廻りました。水の精達が遊びたわむれる河の淵をも見ました。蠅のような小さな小鳥の国をも訪れました。魔法使いの住んでる洞穴へも入りました。虹の橋をも渡りました。月の世界へも行きました。天の川へまでも上りました。その一つ一つをくわしく言っていると、いつまでたっても話しきれるものではありません。世にありとあらゆる不思議な所ばかりですもの。皆さん自分で想像してごらんなさい。けれど恐らく皆さんの想像も、その昼から夜へかけて王子が見ました事柄の、千分の一、万分の一にも及ばないでしょう。
さて、数限りない星が集まって河原の砂となり、青く澄みきった水がゆったりと流れてる、あの天の川を見てしまって、王子がまた金色の鳥の背中に乗ると、鳥は天から地上へ舞い下りてきました。地上へ近づくにしたがって、西の山の端に沈みかけた月の光で、ぼんやり下の景色が見て取れました。