후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
まがりくねったほら穴をしばらくいくと、にわかにパッと明るくなりました。そこは、ほら穴がひろくなって、岩にかこまれた部屋のようなところでした。りっぱな、ほりもののあるテーブルがあり、その上に、西洋の燭台がおかれ、三本のローソクが、もえていました。
テーブルのよこに、これも、ほりもののある大きないすがあって、全身まっ黒のおそろしい人が腰かけていました。
黒ビロードのずきんを、頭から、スッポリかぶっています。そのふくめんの目と口のところだけが、三角がたに、切りぬいてあり、その穴の中から、ぶきみに光る目が、じっと、こちらを見ています。からだには、やはり黒ビロードの、だぶだぶのマントのようなものを、きていました。これが、「首領」なのでしょう。
「宮田賢吉をつれてきました。」
水夫が、うやうやしく、おじぎをしていいました。
「うん、よくやった。やっぱりタルにつめたのか。」
まっ黒な怪物が、太いしわがれ声でたずねるのです。
「はい、ハヤブサ丸の水夫にばけて、こいつをタルにつめて、それから潜航艇にしばりつけて、ここまでひっぱってきたのです。船のやつらは潜水作業にむちゅうで、だれも気づいたものはありません。