후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
落とし穴
」
「まさか、きみは、ねむったまま、歩きまわる夢遊病者じゃあるまいな。」
「そんなことは、一度もありません。」
さあ、わからなくなってきました。青木がほんとうに、寝ていたとすると、さっき書斎から出ていったのは、何者だったのでしょう。あれは青木とそっくりでした。あんなによくにた別人があるのでしょうか。
読者諸君も考えてみてください。頭のいい読者には、このなぞが、もうとけたかもしれませんね。
これはでたらめではありません。ちゃんととけるなぞなのです。しかし、それをとくのは、もうすこし、あとにしましょう。
落とし穴
高橋さんは、すぐに、このふしぎなできごとを、電話で警視庁の捜査課にしらせました。捜査第一課の中村警部とは、心やすいあいだがらだったからです。
その晩のうちに、中村警部が、数名の刑事をつれて、しらべに来てくれましたが、けっきょく、なんの手がかりも発見されず、むなしく引きあげるほかはありませんでした。書生の青木は、きびしく、しらべられましたが、自分の部屋で、寝ていたのは、うそでないことがわかりました。すると、もうひとりの青木は、いったい何者だったのでしょう。