후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九) 全十冊
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九) 全十冊(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,029자 · 82화면
両国に小屋を掛けて興行をしたとき、贋金使いに掛り合って、親方の南左衛門は死罪、一座の者は遠島、追放、所構とバラバラになってしまいました。私はまだ前髪立ちで、親方の悪事などは夢にも知らず、お蔭で罪は免れましたが、その代り江戸の真ん中へ、頼る人もなく投り出されてしまったのでございます」
小松屋の若旦那重三郎の話は、世にも怪奇を極めます。
「江戸に知り合いが一人もなく、見世物や軽業は、構われたも同様で、今さらほかの一座に割込むわけにも行かず、よしんばまた私を使ってくれるところがあったにしても、あの仲間に戻るのは、私の方で真っ平御免だと思いました。お猿や犬の太夫と同じように、食物と鞭とで馴され、命がけの危ない芸当をさせられるくらいなら、私は餓死した方が余っぽど優しだと思ったのでございます。
――私はなんの分別もなく両国の橋の下に潜り込んでしまいました。昼はあっちこっちの小屋へ行って掃除を手伝ったり、使い走りに飛んで歩いたり、夜は橋の下に帰って、同じ宿なしの仲間と、筵を引っ張り合って寝ましたが、一年三百六十五日、貰いがあって、三度のものにありつけるとは限りません。