후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九) 全十冊
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九) 全十冊(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,029자 · 82화면
四
八、主人を呼んでくれ」
「へエ」
八五郎は外へ出ました。さすがに遠慮してこの調べには主人も奉公人たちも立会っては居なかったのです。
四
「今朝、これを一番先に見付けたのは誰だえ」
平次の問いは穏かで定石どおりでした。
「下女のお作でございます。離屋の三度の食事は母屋から運ぶことになっておりますので、今朝卯刻半(七時)少し前にお作が朝食を持って行くと、雨戸が締っていて開かなかったそうで、しばらく叩いたり呼んだりしていましたが、とうとう手代の徳次が行って、道具まで持出して雨戸を一枚コジ開けて入ると、この有様でございました」
主人の説明は用意されたように整然としておりますが、念のために呼出された下女のお作は、四十前後の愚かしい女で、主人彦七の話したこと以上には、一句も新しい事実はありません。
もう一つ念のために、手代の徳次を呼んで、雨戸を全部閉めさせましたが、ささやかな離屋にしては、贅沢な大町人の好みらしく、建築が恐しく念入りで、引いても叩いても、雨戸の印籠ばめは外れそうもありません。
「こいつを外すのは骨が折れました。後で家の中へ入ってみると、念入りに桟をおろした上、心張棒まで掛けてあったんです」