후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九) 全十冊
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九) 全十冊(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,029자 · 82화면
三
――これでどうやらこうやら、若旦那らしく見えると折紙を付けられて、今からちょうど一年前、私は小松屋へ乗込んで参りました。その時はもう小松屋の主人――私の父親の市太郎が亡くなって、叔父の安兵衛が店を支配し、手代小僧を使ってやっておりました。
――私を両国橋の下から拾いあげて、小松屋へ連れていったのは、小松屋の番頭の忠五郎と申す者でございます」
三
小松屋の若旦那重三郎の話は、なお続きます。
「番頭忠五郎は名前のとおり大の忠義者でございます。甥の吉太郎が放埒のために勘当になると、私の昔の乳母だった、お安という女を葛西から捜し出して来て、いろいろ訊ねた末、そのころ私をさらった者の人相から、小松屋を怨む筋の者を手繰って、とうとう私が四つの年に軽業師の南左衛門に売られたということを突きとめ、それから、左二の腕に、火のような赤い痣のあることを聴出して、それを証拠に私を捜し出しましたが、橋の下から拾って行ったのでは、親類方も世間も承知しないだろうと、小田原へ一年預けて、どうやらこうやら昔の垢を洗い落し、小松屋へ乗込めるようにしたのでございます。
――そこまでは無事でございましたが、主人――私の父の市太郎が亡くなってしまえば誰に遠慮することもないはずだ、勘当といっても、一時の懲しめだから、甥の吉太郎を厚木から呼寄せるのが