후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九) 全十冊
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九) 全十冊(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,029자 · 82화면
四
「ヘエ、親分が?」
八五郎にはまだ、この事件の重大さが呑込めない様子です。
四
螢沢へ着いたのは、昼近いころ、平次は八五郎に案内させて、まず朝倉屋の寮に向いました。
冬枯の畑の起伏も面白く、林には冬の小鳥が人懐そうに鳴いて、江戸の町の真中から来ると、命も伸びそうです。ここで有徳の町人の倅が殺されたというのは平次の鑑定も嘘のような気がしてなりません。
少しばかりの木立に沿い、枯草の土手を繞らして建てられた朝倉屋の寮は、さすがにこの辺の風物を支配して、なんとなく豊かな感じがしております。
「銭形の親分だそうで、私朝倉屋の三五兵衛ですが」
出迎えた主人の三五兵衛は、はなはだ不服そうです。病身ではあったが、きわめて無害で善良な存在だった倅の竜吉が、人手にかかって死んだと言われては、店の名前に取っても甚だ面白くなかったのでしょう。
年の頃四十七八。倅の竜吉の痩せ形の病弱なのに比べて、大町人らしい恰幅の、血色の良い男で、話の調子などもハキハキしております。
家はさして贅沢という程でなくとも、なんとなくありあまって、落着き払った生活振りを思わせます。
「お気の毒なことで。