후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 猿回し
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 猿回し(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,671자 · 252화면
「張板はどうです、柔らかい土の上へ張板を敷いて、その上を伝わった曲者がありましたね」
平次が手掛けた幾つかの事件のうちには張板を敷いて渡ったのが幾つかあった筈です。
「足跡だけでは六つかしいよ、あの庇には飛付くわけに行かないし、飛付いたらまた一ぺんにこわれるだろう、――すると矢張り梯子だが、其辺には梯子を掛けた跡も無し、張板を敷いた位じゃ、人間は無事に渡れるとしても、梯子を掛けるわけに行くまい」
お照の襲撃は、まさに背後から背中を突いたもの、お月見には不自然な姿態ですが死の直前に下女のお新が見た格好――斜め後ろ向に欄干にもたれていた――という形から言えば、欄干越しに梯子の上からでも突いたことになります。
「ところで、八、お前はあの柔らかい中庭の土を踏まずに、二階の下へ行く工夫があるかえ」
平次は狭い木戸から乗出し加減に、四坪か五坪のジメジメした庭を指しました。その庭の一方は板塀の裏側で、庇が頭の上まで差しかかっている上、根津らしい低湿さのために、年中乾くことの無い土地ですが、踏み荒らすのを嫌って平次は、此処へは誰も入れないように、番頭の宇吉に頼んであるのでした。