일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控 猿回し

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控 猿回し(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,671자 · 252화면

아오조라 문고

三

「いや、信吉がどうというわけでは無い」

「あの妹娘のお浜は、飛んだ良い娘ですね」

「つまらん事を申すな」

「あの妹のお浜が八人芸のような声色使いで、たった一人で留守番をして、兄と二人分の声色を使うなんて術もありますね」

「そんな事まで考えて居るのか、お前は」

「餅は餅屋で、へッ」

それが親分の平次の知恵を拝借したとは思いも寄りません。こうした無駄話の塀外も冷々と夜が更けて、八五郎と浪人者の影法師が長々と凍てつく往来の上へ引いて居ります。

三

事もなく夜は明けました。

波岡家の門は薄暗いうちから開いて、

「いや御苦労々々々、黒旋風も当家には来なかったよ、二千両の小判は無事だ」

下男の中年者が、面白そうに八五郎に囃して居るのです。

「それは何よりのお仕合せで」

一と晩寒い思いをした八五郎は、妙に裏切られた心持でしたが、無事に一夜が明けたのを、悔みを言うわけにも行かず、六人の下っ引を集めて、さて引揚げる外は無かったのです。

「町方の者を門の中へ入れなかったのはいささか武家のたしなみだ。さぞ寒かったであろう、御苦労々々々」

などと、玄関から顔を出したのは、もう旅仕度を整えた主人の波岡采女でした。