후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 鬼の面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,082자 · 257화면
二
「飛んでもない、私がそんな事をするわけはございません、もし私がやったものなら、自分の剃刀を使う筈もなく、その大事な証拠を、その場へ捨てて来るような馬鹿なことはしないと思いますが」
「物事には表と裏があり、逆手ということもあるぜ」
平次の調子は意地悪くさえ聴こえますが、それは品吉の強かさと、その行届き過ぎる知恵に対する反発でもあったのです。
「でも、親分、私は此の通りのひどい髯武者で、毎日のように当って置かないと、大変な顔になります。その上恐ろしく剛い毛で、並大抵の剃刀じゃ痛くて叶いません、その剃刀はわざ/\打たせた品で、私に取ってはお武家の腰の物と同様、掛け替えの無い大事な品でございます。それを持出して縄などを切って、そのまま棄ててよいものでしょうか」
品吉は一生懸命の知恵を振り絞るのでした。
二
平次は刷毛序に家中の者皆んなに、一とわたり逢って置く気になりました。
二番目娘のお信は散々水を呑んだらしく、町内の本道(内科医)と母親と、姉のお絹の介抱を受けて、まだ起上る力もなく、床の上で唸って居ります。
子供らしさの抜け切れない十四の娘には、恩も怨みもある筈は無く、