후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 鬼の面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,082자 · 257화면
四
虎松と親しい人間の作業だ」
平次の観察はさすがに行届きました。
「銭形の親分」
年配の町役人が、平次に声を掛けます。
「何んです、佐野屋さん」
「吾妻屋の内儀さんが、この死骸を引取って葬ってやり度いと言って居るが、どうしたものでしょうね」
事情をよく知って居るらしい町役人はひどく腑に落ちない顔をします。
「奇特なことじゃありませんか、お望み通りにしてやったら、死んだ伊豆屋の虎松さんも、どんなに喜ぶことでしょう」
平次は簡単に賛成しました。吾妻屋の主人が死んで、まだ三十七日にもならないのに、生前の恋敵とも言うべき虎松の死骸を、後家のお染が引取るのは、一応出過ぎたことのようにも見られますが、裏木戸の外に死骸を晒して、何時までも諸人に見られるよりは、反ってその方が恥を小さくする方法かもわかりません。
四
「銭形の親分さん、さぞ、差出がましい女とさげしみなさんしたでしょうね」
死骸はお勝手の隣の、薄暗い部屋に移され、形ばかりの香花は供えられました。
平次と八五郎も、ツイ手伝ってやる気になって、何んとなく動いて居ると、やや一段落になった頃、後家のお染は沈んだ顔を、そっと廊下から覗かせたのです。