후리가나로 읽는 일본 고전
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ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
壺井 栄의 雑居家族(ざっきょかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,106자 · 283화면
半丁場は引っかえしになる。彼はそこをびっこひきひき歩くことにした。歩いた方が、芝居になると思ったのではない。歩きながらなおよく案をねろうと思ったまでだ。ここのところ何度かきている町はもうなじみになり、近道もおぼえていた。夏樹のおかげでもある。バスの通る大通りをさけて、それに沿った小道をとった。小石がごろついてびっこの足につらくあたる。いつも子供らの遊び場らしい神社のわきまでくると、戦争ごっこの遺留品だろうか、ちょうどつえによい棒切れが落ちていて、あたりに子供はいない。拾って身をよせると、わずかな棒切れがびっこの足をなぐさめた。彼はひょいと子供の時のことを思い出した。けんかに弱かった賢一という朋輩が、力の強い徳蔵のみけんをわったことを思い出した。きのうのような近い記憶で、半世紀も昔のそんなことを思い出したことで、彼は思わず額に手をやった。もういたみはないが、右のほお骨からおでこにかけての傷あとはまだひきつれている。
――この傷も、きょうは一役か――
そう思ったとき、どっかから急に現れた子供の一団の中から、ひとりだけがかけ出してきた。
「兵六、おじちゃーん。