후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
われら駈落者を捕へ候とて、さほど貴殿の御手柄になり候訳にてもあるまじく候間、何とぞ日頃の誼みにこのまゝお見逃し下されよと、袂に縋り、地に額を摺り付けて頼み候様子なれど、以前の侍一向聞入れ申さず。貴殿に対しては恩も恨もなき身なれど、このお小夜殿は恩儀ある我が師の娘御なり。道ならぬ恋に迷ひ家中の者と手に手を取り駈落致したりとの噂、世に立ち候時は、師匠の御身分にもかゝはり申べく候。今の中なれば拙者の外は誰一人知るものなきこそ幸なれ。このまゝそつと御帰宅なされ候はゞ、親御様も上部はとにかく、必手ひどい折檻などはなされまじ。かくいふ中にも時刻移り候ては取返しの付かぬ一大事、疾く/\拙者と御一緒にお帰り遊ばされ候へと、泣沈む娘を引立て行かむとするにぞ、一人の侍今はこれまでなりと覚悟致し候様子にて、突と立上り、下手に出でをれば空々しきその意見、聞いてはをられぬ。ない/\御嬢様に色文つけ、弾かれたを無念に思ひ、よくも邪魔をしをつたな。かうなれば、刀にかけて娘御はやらぬ。覚悟をしやれと、引抜く一刀。此方も心得たりと抜き放ち、二、三合切結ぶ中、以前の侍足を踏み滑べらせ路の片側なる崖の方へと落ち込む途端裾を払ひし早業に、一人は脚にても斬られ候や、しまつたと叫びてよろめきながら同じく後の崖に落ち、路傍に取残されしは、娘御ひとり