후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
三
三
一同は禁殺碑の立っている御堂の裏手から岸に上った。
国貞は爰から大川橋へ廻って亀井戸の住居まで駕籠を雇い、また鶴屋は両国橋まで船を漕ぎ戻して通油町の店へ帰る事にした。種彦は遠くもあらぬ堀田原の住居まで、是非にもお供せねばという門人たちの深切をも無理に断り、夜涼の茶屋々々賑う並木の大通を横断って、唯一人薄暗い町家つづきの小道をば三島門前の方へとぼとぼ老体の歩を運ばせたのである。
種彦は先ほどから是非にも人を遠ざけ唯一人になって深く己が身の上を考えて見ねばならぬ。この年までいわば何の気もなく暮して来たその長い生涯を回顧して見べき必要に迫められていたのであった。昔は自分なぞよりはもう一層性の悪い無頼漢のようにも思っていた遠山金四郎が今は公儀の重い御役を勤め真実世の有様を嘆き憂いているかと思えば、種彦は床の間に先祖の鎧を飾った遠山が書院に対座して話をしている間から何時となく苦しいような切ないような気恥しいような何ともいえない心持になったのである。一体どうしてそういう妙な心持になったのであろう。まずその原因から考えて見なければならない。武士の家に生れたその身は子供の時から耳に胼胝のできるほどいい聞かされた武士の心得武士の道。