후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
」
「あたしのことだったら平気よ。ああきっとそうよ。自楼の犬が犬同士密告したんだわ。ほっほ。おもしろい! あたし、からかってやろう。」そして女は裾をけってたって行った。
再び襖があき、二人の男がはいって来た。一人は七尺の鴨居を頭を下げてくぐるほどの大男の異国人であり、一人はずんぐりとしたその供の下役であった。大男は不器用に和服の羽織袴をはき、あたりを圧するほどの悠揚さでギゴチなくそこにすわると軽く頭を下げた。
「ご遊興のお邪魔をしてすみません。」と下役は礼をしながらいかつい調子でいった。「この沢野さんは日本語にはもうカナリ堪能なんですが、しかし万一の不便があってはというんで、私がいくぶん通訳の意味でお伴に上がったわけです。」
「先夜は宅へおいでくだすったそうで失礼しました。」裕佐は赤面しながらも落ちついていった。彼は自分がこういう場所へ来ている時、それをねらってわざわざ冷やかしのように訪ねて来るこの役人の心に不愉快を感じていた。しかしそういう反抗的な気持ちでこの男にあうがいなや、彼の気持ちはぐらりと変わって、落ちついている以上にこの異国人に対してなんとなく一種の不愍さを直覚的に感じたのであった。