후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
(寂しいなあ)
とつくづく思った。
と、その時足音がして、
「兄上」
という声がうしろからした。
頼春は驚いて振り返った。
「なんだ、お前か、小次郎ではないか」
うしろに長閑そうに立っていたのは、頼春にとってはまた従兄弟にあたる、土岐小次郎の姿であった。
「はい、私でございます」
「なんと思ってこんな所へ……」
「供待ちにお待ちしておりましたが、お館の中があまりに賑やか、そこで羨ましく存じまして、後苑の中へまぎれ入り、今までこっそりご酒宴のご様子を……」
「不躾け千万、何んということだ」
「綺麗な白拍子がざっと二十人、素肌へ褊一枚を着て」
「馬鹿な奴だ、何を云うか」
「尹の大納言様が茶筌髷を散らし、指貫一つで道化た踊りを、たった今しがた踊りましたっけ……」
「アッハハ、とんだものを見たなあ」
「兄上お一人がお寂しそうに、取り澄ましておいでなさいましたが、水に油でございましたよ」
小次郎は頼春とはまた従兄弟なのであったが、きわめて親しい仲だったので、兄上兄上と呼んでいた。
そうして頼春と同じ館に、兄弟のようにして住んでいた。
身内であって主従関係――いわば居候の関係なのであった。