후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
多治見勢は競ってかかった。
これも見る間に斬り立てられ、ダラダラと門外へ退いた。
辰の刻よりはじまって、午の刻まで戦いつづけたが、二十余人の多治見勢に、二千の六波羅勢は敵しかね、要害とてない館一つを、陥落しかねて持てあました。
が、この時新手の勢が――すなわち土岐十郎頼兼を討った、山本九郎時綱の姿が、この館の背後に廻り、館に続いている民家を破壊し、館の築地と門とを破り、大挙して乱入した。
と、見てとった小串勢は、
「多治見の討手は我らが役目、余人に功を奪われるな! 今こそ進め! 揉みつぶせや!」
と、表門から乱入した。
腹背に大軍を引き受けて、今はこれまでと覚悟を定めた、多治見ノ四郎二郎国長は、この時まで中門に床几を立て、大将軍のごとく控えていたが、
「今はこれまでぞ、死に恥じさらすな! 殺生もこれまでぞ、雑兵ばら討つな! いさぎよく刺し違えて死ねや死ねや!」
と、大音声に呼ばわった。
この一言に多治見の郎党は、持ち場持ち場からことごとく離れ、国長の周囲に集まった。
と、見てとった裏門方の勢は――すなわち時綱の一隊は、先を争って寄せて来た。
その勢の中に頼春がいた。