후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
……ところが十郎頼兼の妾の、千寿というのが子供と一緒に、高倉辺に住んでいたそうな。……で、その女でも引っとらえて、拷問糺明でもやらかしたら、その宮方に加担した輩の、一部の名ぐらいわかるかもしれぬと、そこで姥が探しにかかったのだが、いちはやくその女身をかくしてしまって、どこへ行ったかわからぬそうな………よいか、お前方も京の住人で、六波羅様の並々ならぬご恩に、常日頃からなっている以上、俺らや姥と心を合わせ、その女とその子供とを、目付け出さなくばすむまいがな。……合点だな! そうともそうともそうとも! ……ところでその女の顔形だが、まずザッとこうだそうだ。……」
ベラベラ範覚は喋舌り続けた。
周囲の群衆は好奇心をもって、今は熱心に範覚の言葉へ、聴き耳をかたむけて静まってい、大木戸警護の武士たちは、眼を見合わせたり渋面をつくったり、時には舌うちをしたりしながら、範覚の方を眺めていた。
そうしてこの間にも京へ入る者、また京から外へ出る者、往来の旅人は武士たちによって、厳重に身分を調べられたり、そのある者は怪しまれて、大木戸の横手の詰め所の構内へ、乱暴に連れて行かれたり、そうでない者は追われるようにして、めいめいの目的の方へ行かせられたりした。