후리가나로 읽는 일본 고전
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いさましいはなし
いさましい話
山本 周五郎
山本 周五郎의 いさましい話(いさましいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,835자 · 73화면
四
穏やかに云い置いて役所へ戻ると、おっかけ国老席から人が来て、江戸へ問い合せるには及ばない、こちらで払うからと云ってよこした。
これらのいきさつがわかったものだろう、老職からはついに苦情は出ずに済んだ。
四
雪のなかで年が暮れた。
この土地は東と北と南に山岳が重なり、西側に海岸が長く延びている。東北の山から流れて海へ注ぐ河が大小三筋あり、それを中心に広い豊かな米作地がひらけている。
城下市はその大きい河の下流にあって、近くに河口港をもち、近国での繁昌の土地といわれているが、重なっている山岳と長い海岸線との関係で、ひじょうに気候が暴く、冬季のきびしさはともかくとして、殆んど定期的に冷害、旱害、風水害などの災害にみまわれた。
雪はよく降るが積る量は多くない。粉のように細かく、さらさらと乾いた雪で、絶えず吹きつける北北西の風に積るひまもなく、夜も昼も天地のあいだを煙のように舞い狂っている。そうしてどんなによく閉めた戸や障子の隙間からも吹きこんで、朝になると寝所の枕許まで白くなることが珍しくなかった。
正月は式日登城のあと五日まで非番だった。和泉国老はじめ重臣老職へ年賀にまわり、庫田では半日ひきとめられた。